仕事探しにおいては特に重要なのが、求人票の読み方です。
まず注目したいのが、契約形態の欄です。
雇用契約が通常ですが、中には請負契約となっているものがあります。
請負契約は、通常は建築物の建設など仕事の完成をもって契約の終了とみなします。
ところが、建築以外でも請負契約になっているものもあり、本来継続的契約であるべき職種が請負契約とされている場合は事実上の雇い止めが可能なため、契約の方法を確認した方が良いでしょう。
正社員や契約社員、派遣社員など、どの雇用形態であるかの確認も重要です。
一般的に正社員でない限り、継続的雇用は保証されません。
給与についても額面が提示されていれば手取り額とは異なるので要注意です。
額面から税金や保険料が差し引かれた額が手取りになります。
その他、どんな保険に加入できるかについてもしっかりチェックしましょう。
労働災害保険は非常勤も加入しなければならないことになっています。
健康保険・雇用保険・厚生年金の加入についても確認しておきましょう。
労災のみにしか加入できない条件であれば任意で民間の保険に入らない限り、国民健康保険と国民年金のみが社会保障の全てになります。
雇用保険が無ければ、失業した際に給付を受けることができません。
勤務時間の記載が、法令に沿ったものか調べることも大切です。
勤務時間には、休憩時間が含まれているはずです。
6時間を超える労働時間の場合は45分、8時間を超える場合には1時間の休憩時間を確保する義務を雇主は負っているので、的確に休憩が取れているのか事前に確認しておきましょう。